【工房ときわ(就労移行支援事業)】お仕事がんばっています

2020年9月にご卒業されたBさんが、就職してもうすぐ3年を迎えられます。

Bさんに利用前の気持ちや、利用してからの変化、就職後の様子についてインタビューをしましたので、ご紹介します。

 

通う前はどんな気持ちでしたか?

工房ときわ(B型)緑豊舎の利用後に一般就労したものの、ストレスと心痛が溜まる一方の日が続き、1年10ヶ月で退職してしまいました。「もう一度自分の働き方を見つめ直し、改善点があれば是非それに取り組みたい」と考えていた処、丁度工房ときわの就労移行支援事業がスタートしたことを知り、これは願ってもない良い機会だと考え、すぐに利用に至りました。

 

通い始めて何か変化はありましたか?

軽作業やパソコンの訓練、WRAPや自己理解の為のセミナーはとても楽しく行えました。特に苦手意識のあったパソコンの訓練は、支援員さんの親切で丁寧な指導もあり、日を追う毎に待ち遠しくなりました。また、模擬面接や履歴書の書き方、職務経歴書の作成時には、企業の面接官に好印象を与えるだけではなく、如何に自分を効率よく的確にPR出来るのかをきめ細やかに学ぶことができました。

やがて何度もハローワークに通う内、現在の職場の求人を見つけましたが支援員さんが大変迅速かつ機敏に企業に働きかけて下さり、すぐに職場見学と5日間に亘る職場体験実習が決まりました。

 

就職後はどのように過ごされていますか?

そして、職場体験実習の1週間後に面接と適性試験を受け、採用となりました。当然、嬉しくない筈はありませんでしたが、実習の際、手際良く出来なかったせいもあり、「え?私でいいの?」と意外に思いました。

働き始めてからの6ヶ月間、支援員さんが定期的に職場を訪問して下さり、店長さんや主任さんと非常に良好な意思疎通を図って下さいました。支援員さんを通して店長さんや主任さんの率直な御意見や、私に対する気遣いのお言葉を聞けた事もあり、工房ときわを通して就労して本当に正解だったと心から有難く思えて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その一方で、中々仕事のスピードが上がらず、落ち込んだり悩んだりした事もありましたが、それでも社会の一員として「勤労の義務」を果たせているという事はとても嬉しいもので、就労して充実した毎日を送りながら、早くも2年8ヶ月が経過しました。私にとって、仕事をこよなく愛していた亡き父こそが人生の師ですが、75歳まで毎朝職場に向かっていた父の背中に恥じないように、今後も心身の健康に留意しながら意欲的に働き続けて行きたいと願っています。

 

Bさんの就職後のご活躍大変嬉しく感じています。

何かあればいつでもご相談ください。

これからもお仕事がんばってください。応援しています。 

 

なお、これまで卒業した方の取り組みだけでなく、工房ときわの就労移行支援事業のことを「リタリコ仕事ナビ」にも掲載しております。ぜひご覧ください。