【工房ときわ(就労移行支援事業)】就職おめでとうございます

2024年8月にEさんが、就職されましたので、ご紹介します。

 

通う前はどんな気持ちでしたか?

通信制高校の3年生ときに、学校の先生の紹介で就労移行支援事業を知りました。在学中に工房ときわへ相談に来られ、どんなことをするのか知るために体験利用をしています。 卒業後の進路は、進学を含む就職に向けたスキルアップを希望していて、卒業後は就労移行支援を通じて、就職に向けて力をつけたいと思い利用を開始することにましした。 利用を通じて、①職場のルールやマナーを身につけたり、働くことに慣れたりすること、②得意なことや苦手なこと、力が発揮できる職場環境及び必要な配慮事項を整理すること、③原付免許の取得、④どのような仕事があるか知ること、以上の5つのことについて取り組むことを目標に利用を開始しました。

 

通い始めて何か変化はありましたか?

①職場のルールやマナーを身につけたり、働くことに慣れたりすること

最初は9:40から、慣れてからは9:00から訓練に参加できるようになりました。身だしなみや言葉遣いなど、セミナーや訓練を通じて訓練しました。

 

②得意なことや苦手なこと、力が発揮できる職場環境及び必要な配慮事項を整理すること 就労パスポートや自己紹介シートの作成などを通じて自己理解を深めました。人と関わることが好きで、自分から挨拶や返事ができ、素直に指示や指導を聞けることや、報告や相談ができることがアピールポイントであることを確認しました。また、言葉だけの説明の理解や、状況を説明することが苦手な面があることや、作業を習得のために、繰り返し学習することが必要な場合があることを確認しました。

 

③原付免許の取得

学習時間を設け、テキスト学習や模試に取り組みました。模試で合格点が取れるようになってから、本試験に挑戦したところ1回で合格できました。工賃で貯めたお金と家族の支援で原付を購入しました。

 

就職後はどのように過ごされていますか?

④どのような仕事があるか知ること

工場の清掃作業や、公的機関の事務作業、介護施設の環境整備、小売店の商品整理、理美容店のアシスタントの職場見学や職場体験実習をしました。また、卒業生による実践報告にも参加しています。これらの活動を通じて、できそうなことやしたいことなど、仕事理解を深めました。

 

就活の準備として、障害者就業・生活支援センターの登録や障害者職業センターの活用をしています。いろいろ経験をした中で、小売店での仕事にやりがいを感じたことから応募をしています。応募前には、企業研究をしました。

 

最初は短時間で働き、仕事に慣れたり、できることを増やしたりしたいと考えています。仕事に慣れたら時間を増やしていくことを希望しています。お給料で、車の免許を取ったり、友達と旅行に行ったり、おしゃれをすることや、一人暮らしができるようになるために、グループホームに住んで、一人暮らしの練習をして、将来は自立に向けてがんばりたいと思っています。

 

 

Eさん、これからもお仕事がんばってください。応援しています。 

 

なお、これまで卒業した方の取り組みだけでなく、工房ときわの就労移行支援事業のことを「リタリコ仕事ナビ」にも掲載しております。ぜひご覧ください。